
2026.08.30滝沢物流とは物流コラム物流のプロが教える改善
「どうして指示通りに動けないんだ…」「なぜ当たり前の挨拶すらできないのだろう?」
運送現場や日々の仕事の中で、周りの行動にイライラしたり、モヤモヤしたりした経験はありませんか?
特に安全や時間が厳守される物流の現場では、自分の「常識」をそのまま相手に求めてしまうと人間関係に摩擦が生じ、チームワークが崩れる原因になります。

私たちの現場でも、「普通」が相手に通じない場面がよくあります。
例えば、トラックの洗車や整理整頓。
「車内はきれいに保つのが普通だ」と考える人もいれば、「走るのに支障がなければ、多少の汚れは気にならない」という人もいます。
挨拶も同様です。
「笑顔で大声を出すのが常識だ」とするベテランに対し、若手は「軽く会釈をすれば十分伝わる」と考えているかもしれません。
このような「あたりまえ」のギャップは、仕事の進め方や職場のあらゆる人間関係において、日常的に発生しているのです。
では、なぜすれ違いが起きるのでしょうか。
ここで、物事を一歩引いた視点から客観的に見つめ直すための「文化人類学」的な考え方を取り入れてみましょう。
真に強いチームワークを築くためには、まず「自分のあたりまえ」を疑い、多様な価値観を柔軟に受け入れる姿勢が必要です。
なぜなら、私たちが「常識」と信じている基準は、生まれ育った環境や集団によって作られた「暗黙の前提」に過ぎないからです。
例えば、私たちが「日本人」と捉える境界線は、血筋だけではなく生活習慣や言葉、環境によって流動的です。
また、自らを「無宗教」と捉えながらも初詣に行きお守りを大切にする人が多いように、定義や見方を変えれば当然と思っている常識や境界線は非常に曖昧なのです。
仕事におけるマナーや業務の進め方の基準もまったく同じです。
働く仲間が10人いれば、そこには10通りの背景と、10通りの「あたりまえ」が存在します。
自分たちの行動や暗黙のルールを一歩引いて観察すると、その思い込みに気付くことができます。
血筋が違っても、同じ環境で生活習慣を共にすれば「仲間」として溶け込んでいけるように、人との境界線は心の持ち方次第で変えられます。
運送現場でも、一方的に「普通」を押し付けるのではなく、相手の背景にまず耳を傾けることが大切です。
例えば、相手を気遣う優しい言葉(愛語)で語りかけたり、こまめに「報告・連絡・相談(報・連・相)」を交わしてお互いの状況を共有したりしながら、相手の行動の理由を理解しようと努める。
この一歩歩み寄るプロセスがあって初めて、本当の信頼関係が生まれます。
だからこそ、自分自身の一方的な基準に固執せず、他者との違いを認め、多様な視点から物事を見る「感謝・謙虚・思いやり」の心を持つこと。
それこそが、物流のプロとして、そして一人の魅力的なリーダーとして成長するための鍵となるのです。

さて、この記事を読んでくださっているあなたに問いかけたいと思います。
あなたが普段、同僚や部下に対して「どうして当たり前のことができないんだろう?」と不満に感じているその内容は、本当に誰にとっても「あたりまえ」の常識でしょうか?
もしかしたら、自分の小さな物差しだけで、相手の行動を狭めてしまってはいませんか?
私たち滝沢物流は、こうした「あたりまえのすれ違い」を乗り越え、お互いの多様性を認め合える、温かい職場を常に目指していきたいと考えています。
「一緒に働く仲間を大切にすること」を企業理念とし、社員同士が助け合ってチームワークを最大限に発揮できる環境を整えていきたいです。
仕事を通じて社員一人ひとりの人間力を高め、多くの人に必要とされることを生き甲斐にできる職場でありたいと願っています。
なごやかな「和顔あいさつ」や美しい言葉づかい、仲間を思いやる「環境整備(整理・整頓・清掃)」を徹底しながら、その裏にある「相手への思いやり」を何よりも大切にしていきたいです。
まずは自分の中の「あたりまえ」を少しだけ横に置いて、目の前にいる仲間の声に耳を傾けることから始めてみませんか?
お互いを尊重し合い、共に成長していける未来を、私たちと一緒に創り上げていきましょう。

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当社は安全性について高い評価を得たトラック運送事業者に与えられる「安全性優良事業所」として認定されています。
また群馬県内で地球温暖化防止に配慮した活動を行った事業者認定もされています。