
2026.01.04物流のプロが教える豆知識
「物流の2024年問題」が叫ばれる中、ニュースで「トラックGメン」という言葉を耳にしたことはありませんか?
「国の監視が厳しくなったらしいけれど、具体的に何が変わるの?」 「荷主企業として、どんな対策が必要なの?」 そんな疑問をお持ちの経営者様や物流担当者様も多いはずです。
今回は、国土交通省が発足させたこの新体制が業界に与える影響と、私たち滝沢物流が考える「選ばれる物流パートナー」としての在り方について解説します。
結論から申し上げますと、国の物流監視体制はかつてないほど強化されています。
2023年7月、国土交通省は「トラックGメン」という緊急対策チームを発足させました。
これは、長年の課題であった「物流危機」を解決するために、トラック運送事業者における適正な取引を阻害する疑いのある荷主や元請け事業者を監視するための組織です。
なぜここまで国が動くのか。
それは、運送事業者の自助努力だけでは解決できない「商慣習」の問題が根底にあるからです。
では、トラックGメンは具体的に何をチェックしているのでしょうか。
主な監視項目は以下の通りです。
• 長時間の荷待ち時間はないか
• 契約にない附帯業務(ふたいぎょうむ)を行わせていないか
• 適正な運賃・料金が支払われているか
ここで言う「附帯業務」とは、本来の運送契約には含まれていない、棚入れやラベル貼りなどの作業を指します。
これらをなし崩し的にドライバーへ押し付けることが、長時間労働の温床となっていました。
実際、トラックGメン発足からの約70日間で、すでに120件もの「働きかけ(是正指導)」が行われています。
悪質な場合は、企業名の公表を含む厳しい措置が取られる体制が整っているのです。

この動きを単なる「規制強化」と捉えるのは早計です。
本質は、「多重下請構造(たじゅうしたうけこうぞう)」へのメス入れと、物流業界全体の健全化にあります。
多重下請構造とは、元請けから2次請け、3次請けへと仕事が流れるにつれて運賃が安くなっていく仕組みのことです。
これが中小・零細事業者の経営を圧迫し、ドライバーの待遇改善を妨げていました。
私たち滝沢物流は、「社員(家族)の幸せ・お客様の満足・社会貢献」を追求してきました。
なぜなら、「社員が幸せに働いていれば、良いサービスは提供できる」と確信しているからです。
当社の行動指針(クレド)には、「お荷物を確実に届ける」「和顔(わげん)であいさつをする」といった項目があります。
しかし、無理な運行スケジュールや不当な安値受注は、ドライバーの心身を疲弊させ、こうした「当たり前の品質」を維持することを困難にします。
トラックGメンによる適正化は、ドライバーが安心して働ける環境を守り、結果としてお客様へ届けるサービスの質を高めるための重要なステップなのです。

ここで、荷主企業の皆様に問いかけたいことがあります。
「現在の物流パートナーとは、対等で持続可能な関係が築けていますか?」
「安ければいい」「運んでくれれば誰でもいい」という時代は終わりました。
私たち滝沢物流は、お客様のビジネスを物流でサポートし、より発展していただくことを目的としています。
だからこそ、時には「御社が良くなるには」という視点で、無理なご依頼に対してプロとして改善提案をさせていただくこともあります。
それは、お客様の荷物を守り、ひいてはお客様のビジネスの信用を守るためです。
トラックGメンの活動により、物流業界は今、大きな転換期を迎えています。
今後は、コンプライアンスを遵守し、経営の健全化に取り組む事業者だけが生き残る時代になるでしょう。
滝沢物流は、「安全性優良事業所(Gマーク)」の認定や、「健康経営優良法人」の取得など、客観的な評価に基づいた安全・安心な輸送体制を構築しています。
また、社員一人ひとりが「整理・整頓・清掃(3S)」を徹底し、きれいなトラックと気持ちの良い挨拶で、御社のブランドイメージ向上に貢献します。
2024年問題や法令対応に不安をお持ちの企業様は、ぜひ一度、滝沢物流にご相談ください。
単なる「運び屋」ではなく、「未来を共に創るパートナー」として、最適な物流ソリューションをご提案いたします。
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当社は安全性について高い評価を得たトラック運送事業者に与えられる「安全性優良事業所」として認定されています。
また群馬県内で地球温暖化防止に配慮した活動を行った事業者認定もされています。